
いい映画だったという評判を聞いたので早速見に行ってきました、「パリ3区の遺産相続人」。
60を目前にしたニートが死んだ父から相続したパリのアパルトマンを訪ねてみると、そこには90歳のお婆ちゃんが住んでいて、彼女が死ぬまで売ることはできず、毎月彼女に生活費を払わなければならない「ヴィアジェ」による取引によるものだとわかり・・・という内容。
過去の因縁、父と子、愛に生きた二人、親子の葛藤、過去との決別、そして新たなるスタートというオーソドックスなテーマでありながらヴィアジェという耳慣れない制度がスパイスとして効いてて、おもしろく調理されてます。(不動産関係者ならなおさらおもしろく感じることでしょう。フランスでも不動産屋はマイソクベタベタ貼るんだ、とかゆかいなおとなりさんとの和解とか)