不動産屋さんから見たズートピア

ズートピア、みなさんもう見ましたよね?えっ、まだ見てない?それはヤバいっすよ!今月末まで(場所によっては今週末まで)やってるらしいんで駆け込みで見に行ってください。(笑)

ズートピア
ズートピア

かくいう自分もズートピアを見に行こうとか全然思ってなかったのですが、毎日「ズートピアはいいぞ」「ズートピアはいいぞ」「ズートピアはいいぞ」と耳元で聞かされて、ズートピアのあらすじを5周くらい説明されて「これはもう覚悟を決めなあかんな」ということで腹をくくって映画館に出向いたわけです。
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「ドリームホーム(原題:99 Homes)」を見てきたよ

ドリームホーム公式サイトより
ドリームホーム公式サイトより

前回見た「パリ3区の遺産相続人」(パリ3区の感想はコチラ⇒「パリ3区の遺産相続人(原題:My Old Lady)」を見てきたよ)で予告が流れていてずっと気になっていた「ドリームホーム(原題:99 Homes)」、ついに見てきました。
舞台は現代のアメリカ、建築が中止となり給料未払いとなった工事屋の主人公は、ローンを延滞し、家の抵当権が実行され、立ち退きを余儀なくされる。
しかしひょんなことから自分を立ち退かせた不動産ブローカーに雇われることになり、自分の家を取り返すために立ち退きをさせる側になってしまうのだが・・・。
パリ3区はフランスの不動産事情、家族再生の物語だったのですが、このドリームホームはアメリカの不動産事情、家族が一つの軸にありながらも仕事がもうひとつの軸となっており、その間の葛藤や矛盾といった「わかる~わかるわ~」って思ってしまう内容です。

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「パリ3区の遺産相続人(原題:My Old Lady)」を見てきたよ

パリ3区の遺産相続人
パリ3区の遺産相続人

いい映画だったという評判を聞いたので早速見に行ってきました、「パリ3区の遺産相続人」。
60を目前にしたニートが死んだ父から相続したパリのアパルトマンを訪ねてみると、そこには90歳のお婆ちゃんが住んでいて、彼女が死ぬまで売ることはできず、毎月彼女に生活費を払わなければならない「ヴィアジェ」による取引によるものだとわかり・・・という内容。
過去の因縁、父と子、愛に生きた二人、親子の葛藤、過去との決別、そして新たなるスタートというオーソドックスなテーマでありながらヴィアジェという耳慣れない制度がスパイスとして効いてて、おもしろく調理されてます。(不動産関係者ならなおさらおもしろく感じることでしょう。フランスでも不動産屋はマイソクベタベタ貼るんだ、とかゆかいなおとなりさんとの和解とか)

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