【東京女子図鑑】~綾の東京物語~を読んでみた

当サイトで考察させていただいた東京カレンダーの綾の話が【東京女子図鑑】~綾の東京物語~として先ごろ書籍化されましたので読んでみました。

当サイトの考察記事シリーズ(全5回)はこちら。
東京カレンダーの綾は一体どこに住んでいたのか?その1
東京カレンダーの綾は一体どこに住んでいたのか?その2
東京カレンダーの綾は一体どこに住んでいたのか?その3
東京カレンダーの綾は一体どこに住んでいたのか?その4
東京カレンダーの綾は一体どこに住んでいたのか?その5(終)

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東京カレンダーの綾は一体どこに住んでいたのか?その5(終)

前回の記事はこちら⇒東京カレンダーの綾は一体どこに住んでいたのか?その4
今回は最終回・再び三軒茶屋編です。本編エピソードはこちら⇒40歳になった女性・綾が住む街・・・それでも、女の人生は続く。

再び三軒茶屋に戻ってきた綾
再び三軒茶屋に戻ってきた綾

代々木上原に単身乗り込んだ綾は「持たざる者」の悲哀を味わい、最後の砦・三軒茶屋に戻ってきたわけです。
青雲の志を抱いて上京してきたあの頃。
深夜に友達とお茶してドキドキしていたあの頃。
三軒茶屋を「さんちゃ」と呼んで照れていたあの頃。
あの頃、綾には若さと素直さがありました。
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東京カレンダーの綾は一体どこに住んでいたのか?その4

前回の記事はこちら⇒東京カレンダーの綾は一体どこに住んでいたのか?その3
今回は代々木上原編です。本編エピソードはこちら⇒37歳女性が住む街「代々木上原」。私はおばさんになったか?

代々木公園から代々木上原に向かって歩く綾
代々木公園から代々木上原に向かって歩く綾

結婚⇒不妊⇒別居と読者の喜ぶ展開をたどる綾ですが、そもそも1ヶ月で結婚しちゃったことに無理があるだろ!とみんな思うでしょうが、私は別のところにもっと大きな問題があると思っています。
紫原明子さんの考察と似ているようで違う話なんですが、綾は与えられることに慣れすぎていたと思うんです。
それは日本橋のパパのような年長の男からもそうだし、毎回住み替えた新しい街からも都度違った刺激や学びを得ていたわけです。
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東京カレンダーの綾は一体どこに住んでいたのか?その3

前回の記事はこちら⇒東京カレンダーの綾は一体どこに住んでいたのか?その2

今回は豊洲編ですね。湾岸の皆々様方、返歌エントリの用意はいいですか?(違)
本編エピソードはこちら⇒34歳・女性が住む街「豊洲」。適齢期の女性がぶちあたる「知ってしまった不幸」と「知らない不幸」

ららぽーと豊洲ANNEX前で住友ツインタワーを望む
ららぽーと豊洲ANNEX前で住友ツインタワーを望む

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東京カレンダーの綾は一体どこに住んでいたのか?その2

前回の記事はこちら⇒東京カレンダーの綾は一体どこに住んでいたのか?その1

さて、引き続き綾の住まいを追って行きましょう。
本編エピソードはこちら⇒31歳女性がするべき、銀座での“上質な”暮らし。大人の女の流儀とは?

ginza

3.銀座編

その女性に住んでる場所を聞かれて「恵比寿です。」と言ったところ、あぁ、って苦笑いされました。そして、「若いお姉ちゃんたちが住んでる街ね。」って笑われたんです。私にとっては、華やかな大人の街のイメージだったから一瞬面食らいましたが、確かに、31歳になって、恵比寿を見てみると、赤文字系ファッションに身を包んだ「これから合コンです!」って感じの女の子が多いことに気付きました。

恵比寿に住んでた頃、渋谷に感じた感覚と似ているのだと思います。その人曰く、恵比寿に住むのは20代までだそう。「若いうちは背伸びして、一流のものに囲まれて暮らしなさい。」と言われました。

それを聞いて、恵比寿から引っ越しました。仕事場に近いからという理由もありますが、やっぱり、上司から言われたことがひっかかって・・・最寄駅は京橋駅の銀座一丁目ですが、一応、”一流の街”銀座です(笑)。家賃は恵比寿時代と変わらず、13万円。最初は、上司のいう一流のものがわからなかったけど、その人の行動をお手本に真似するようになって、やっと最近30歳を超えた大人の女の流儀が分かるようになった気がします。

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