安藤忠雄設計建築物個人的ランキングのおまけ

先日ツイッターで行った安藤忠雄設計建築物個人的ランキングの件ですが、いくつか質問とか付け足しがあったのでこの場を借りて行いたいと思います。
https://twitter.com/i/moments/947643036992860160

・紹介で出てくる光の教会について書いた本を教えてください。

平松剛「光の教会」

光の教会―安藤忠雄の現場です。涙なしには読めません。

・安藤忠雄さんへの愛はいつごろから生じられたのでしょうか?
先ほどの光の教会の本をワテラスの読書コーナーで読みまして、一人の人間がその命と会社を犠牲にしても建てたいと思った建物はどんなものかと思っていた矢先、関西に住む機会を得たので光の教会の観覧希望を出し、実物を見てなるほどと感動したのがきっかけです。そのしばらく後に近つ飛鳥博物館でご本人の講演を拝聴して(建てて終わりではなくその後のフォローの一環として定期的に講演をしているようです)いい意味でサービス精神と人情にあふれる大阪のオッチャンっぷりを見てさらに惹かれましたね。

・安藤忠雄さんの設計のポイントは何だと思いますか?
僕が思うのは光と風の流れ、そして厳しい自然との対峙です。住吉の長屋やガレリアアッカとか地形的与件を解決するには答えはあれしかなかったと思います。渋谷駅なんか特にそうですが、普通に作ったら大江戸線の駅みたいなつまんない駅になってたと思うんです。でもあの吹き抜けを作ったことで移動は大変になったでしょうが、光と風が上から注ぎ、台風の日には雨すら吹き込むような都会の地下深くにありながら自然を感じられる駅になったわけです。安藤展の施主インタビューでもおもしろかったのは皆一様に安藤建築は住みづらいと言いながらどこか満足げに自信を持って自分の家を語っているとこですね。もちろん個人住宅と公共建築で求められるものは違って「渋谷駅絶対許さないマン」とかもいると思うんですが、僕は東京の中心である渋谷駅が大江戸線六本木駅や新宿西口駅のようなしょうもない駅ではなくコンセプトを持ったおもしろい駅になったのは意味のあることだと思っています。

・ランキングから漏れた建築についてコメントがあれば
近つ飛鳥博物館っていうのはおもしろくて展示物よりも建物の方が芸術的・歴史的・史料的価値が高いんですよね。どことは言いませんが安藤建築にはいくつかそういう逆転現象が起こってておもしろいなと思っています。

・直島行けよ、行けばわかるさ
フェスの年に行く予定です(震え声)

・安藤建築のホテルについて教えてください
そらきた!行ったとこ行ってないとこかまわず紹介します。
ベネッセハウス
まずは直島。2019年に行きます(予定)オーバルとミュージアムは諸事情で無理そうなのでパークあるいはビーチかな?
アルモニーアンブラッセ大阪
ランキングでも紹介したホテル。チーズケーキみたいな形をホテルとレジデンスで分けてる構造も面白いし、最上階の教会は一見の価値あり。(見る機会は少ないけど)
ウェスティンホテル淡路 <淡路島>
淡路夢舞台ですね。これも行きたい。
TOTOシーウィンド淡路 <淡路島>
元・TOTOの保養所ですね。淡路多いなあ。
佐用スターリゾート ゴルフ&スパ
佐用コンドミニアムという宿泊棟が氏の設計です。しかし1泊朝食付5000円からってすごいな・・・。
瀬戸内リトリート 青凪
大王製紙のエリエール美術館を改装してできた全7室のホテル。松山行くときは絶景も目当てに行ってみたい。

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