前回は繁忙期こそねらい目だという話をしました。(繁忙期こそねらい目という考え方(1))
いやいやなんでねらい目なんだよそんな物件あるなら紹介してくれよ!という問いに対する回答編が今回です。
実は前回引用したアカイの福音書には続きがあるのはご存知でしょうか?
今回は続きまで引用します。
繁忙期に引っ越す人は、幸せである。新築はその人たちのものである。(アカイによる福音書5.3)
繁忙期というのはほっといても入居者が集まる時期です。だから新築物件作ってもずーっと埋まらなかったらその分損ぶっこいちゃう。そういうこともあって賃貸物件の竣工時期を見てみるとだいたい半分くらいが1-3月の竣工なんですよ。
分譲新築マンションだと中古のマンションよりいろいろ高かったりしますが(原価から積算してるのと近隣取引価格から出している違いも大きいのですがその話はまた別の機会にしましょう)賃貸マンションだとそれほど大きな差はありません。・・・というか実は築浅マンションより新築マンションのほうが安い逆転現象が起こっているケースもあるのです。
「何言ってんだあかいは!新築が築浅より安いわけねーだろ!」って思ったでしょ?


見てのとおり賃料も礼金敷金も築浅よりも新築のほうが安いのです。もちろんこんなケースばかりという話ではありませんが、新築物件の方が築浅物件より安い状況もそう珍しいことではなくなっています。繁忙期に引っ越したことで新築物件に入れる!しかも安く!ということになれば入居者としてはいいこと尽くめでしょう。
しかしこんないいこと尽くめだと逆に「何かあるのでは?」と不安になってきたりしませんか?
そんなわけで次回は「なぜ新築物件の方が築浅物件よりも安い」などという状況が起こってしまうのか?そのメカニズムに踏み込んでいきたいと思います。
(次回へ続く)