本当にマンションは60㎡を買うべき?後藤一仁『マンションを買うなら60㎡にしなさい』を読んで

時は2019年、『マンションを今すぐ買いなさい』と絶叫していた沖先生もトーンダウンし控えめな主張に転換していて、マンション価格も上昇傾向が止まらず、なんとなく今は買い時ではないのだろうかと多くの人が思っている昨今、でもそれでも子供は容赦なくぐんぐん育ってきて、歩くようになりしゃべるようになりそのうち学校行くようになる中、高いのはわかる、わかるけどこのまま買わんかったら一生買わんのとちゃうんかとさえ思ってしまうこの頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
1年ブログを更新せずにいましたら役所から特定空き家指定を受けるところでしたので慌てて更新しています。


さて、新築マンション価格の上昇に伴って新築を専門とする評論家はだんだん影が薄くなり、予算の制約から中古への注目が集まり、中古を主戦場とする評論家の重要度が上がっています。
というわけで、今回は後藤一仁『マンションを買うなら60㎡にしなさい』を取り上げようと思います。(全宅ツイ不動産チンパンジー情報のスピンオフでもあります)
著者は大塚の不動産屋さん。しれっとおすすめエリアに大塚巣鴨を入れてくるあたりさすがと感じます。
タイトルこそ沖有人フォロアーチックなセンセーショナルなタイトルですが、内容は彼の営業をトレースして文章にしたような感じで、彼の接客が目に浮かぶようです。
たとえば武蔵小杉希望で探しに来たお客さんを武蔵小杉の物件数件見せて高いことを実感させて、安くて便利で朝つらくない元住吉や日吉見せて決めさせるみたいな。
後藤さんの主張するマンション選びのポイントは次の3つ。

1.60㎡前後(55-66㎡) ファミリー層以外のシングルやディンクス、小さい子供がいるファミリー、引退シニア等ストライクゾーンが広く、売りやすく貸しやすい。
2.利便性のよい立地(都心・準都心の駅徒歩7分まで)
3.2001年以降完成 品確法、住宅性能評価が始まったため

となっており、確かにうんうんうなるものではあります。
どれか条件を外すなら駅徒歩7分を外して10分以内とか、おすすめエリア紹介で準郊外の駅を勧めていたりと個々矛盾するところもなくはないですが、ドラゴンボールやキン肉マンの作品中の矛盾のようなもので、それを指摘するのも野暮だし、後藤さんが仲介としてそのお客さんお客さんに向き合ってる表れなのだなとも思えます。(理論家ではないので)
ただ子供が3人いたり(2人でもきついと思うけど)すると60㎡では物理的に難しいから、どちらでも選べる立場なら80㎡バス便より60㎡駅近のがええやね、って話ですよね。60㎡でどうやって暮らすって話は全く触れられていなかったので。そもそも両者同じ値段ではないですし。だから書いていないことを勝手に補足すると家族構成が定まらないうちは買い替え等しやすい60㎡立地よしの物件選んであとはどうするか好きにせい、バス便に決めて買い替えになったら悲惨やぞってことだと思います。
田舎育ちの僕としては、立地の良い場所に住むために狭い部屋を買い、狭い部屋だから第二子第三子は我慢するという考え方はまったく理解ができないのですが、最近の資産価値重視の傾向からするとそういう考え方も根強いのかもしれませんね。子供は贅沢品みたいな風潮には喝を入れたい。
売って損するかもしれないとかみんな細かいこと気にしすぎで、その分広い部屋にのびのび住めたんだからいいじゃないとかその分頑張って稼ごうとかならないのは日本の経済規模が伸びてないのが原因なんかしらね。知らんけど。でも冒頭のバス便の人とか1750万の指値受けといて損したもないやろと思うけどね。
じゃあこれから100㎡の部屋の内覧いってくるんでそんなところで。

「本当にマンションは60㎡を買うべき?後藤一仁『マンションを買うなら60㎡にしなさい』を読んで」への0件のフィードバック

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です